先日の2月7日は、旧暦だと1月1日。
そう、お正月です!
沖縄各地では港や市場、各家々で旧正月の様子が見られます。
この日、阿嘉島へ行くと、勇壮に大漁旗を掲げた船が目を惹きました。
風もつめたい中、阿嘉漁港よこの海辺で船を眺めていると、
背中ごしにどこかのお家から琉球民謡の「鷲の鳥節」がサンシンの
よい音色とともに聴こえてきます。
集落内をてくてく歩いてまわると、ほとんどのお家や車にしめ縄が飾られている!
先月迎えたはずの清清しいお正月気分に
阿嘉島にて再び浸ることができました。
☆「鷲の鳥節」・・・八重山の代表的な古典民謡で
方言で「ばすぃぬとぅぃぶし」といいます。
字を見れば一目瞭然ですが、耳にするだけだと?何のことだか?ですよねー。
「一羽の鷲が、卵からヒナへやがて大人へと成長し、
ある正月元旦の明け方に太陽の昇る 東の空をめざして飛び立つ様子」
を歌っています。
沖縄では、お正月や祝いの席でよく聴くことができますよー。
方言がわからなくてもこれを耳にすると不思議と背筋がシャンとのびて
厳かな、気持ちが正されるうたです。